先日東京都は2月8日(月)午後に、6日(土)から都内でスギ花粉の飛散開始を確認したと発表したそうです。ウェザーニュースでは、7日(日)の段階で東京都の花粉シーズン突入を確認したと伝えていました。
花粉症がある人のなかには、中高年になって花粉症が軽くなり、自然に治る人がいるそうです。ただ、若いうちは花粉症が自然に治ることはほとんどないそうです。
花粉が飛んでいる時期に症状を放っておくと、症状が悪化して治療しても症状を抑えるのが難しくなってしまうので、早めに治療を開始することが大切だということでした。
花粉症最新治療法
根治を目的にする治療法
●舌下免疫療法(スギ花粉症を根本的に治す治療法)
花粉症の原因物質(アレルゲン)であるスギ花粉のエキスを少しずつ体の中に入れ、徐々にスギ花粉に体を慣らして、症状が起こらないように体質を改善していく治療法です。
液剤タイプ(12歳以上)
1日1回、舌の下に液状のエキスを滴下(てきか)します。エキスはのみこまず、2分間保ちます。最初の滴下は医療機関で行いますが、それ以降は自宅で自力でできるそうです。
錠剤タイプ(5歳くらいから)
1日1回、錠剤を舌の下に置く、錠剤はすぐに溶けますが、のみこまず、1分間保ちます。最初の1週間は成分の少ないものを、2週目以降は成分の多いものを服用します
治療期間
治療開始時期が花粉の飛散していない6月~11月で、治療期間は最低2年間で、基本的には長期に安定した効果を得るために3年以上継続することが勧められているそうです
副作用
2割程度の人に口の中がかゆくなったり、腫れたりする症状がみられますが、ほとんどは軽症で、一時的なものということです
治療できない人
重度の喘息の人(注意が必要⇒妊婦さん、軽度の喘息の人、ステロイド薬を使っている人)
花粉症の原因物質(アレルゲン)であるスギ花粉のエキスを少しずつ体の中に入れ、徐々にスギ花粉に体を慣らして、症状が起こらないように体質を改善していく治療法です。
液剤タイプ(12歳以上)
1日1回、舌の下に液状のエキスを滴下(てきか)します。エキスはのみこまず、2分間保ちます。最初の滴下は医療機関で行いますが、それ以降は自宅で自力でできるそうです。
錠剤タイプ(5歳くらいから)
1日1回、錠剤を舌の下に置く、錠剤はすぐに溶けますが、のみこまず、1分間保ちます。最初の1週間は成分の少ないものを、2週目以降は成分の多いものを服用します
治療期間
治療開始時期が花粉の飛散していない6月~11月で、治療期間は最低2年間で、基本的には長期に安定した効果を得るために3年以上継続することが勧められているそうです
副作用
2割程度の人に口の中がかゆくなったり、腫れたりする症状がみられますが、ほとんどは軽症で、一時的なものということです
治療できない人
重度の喘息の人(注意が必要⇒妊婦さん、軽度の喘息の人、ステロイド薬を使っている人)
減感作療法(免疫療法の皮下注射)
皮下注射で少しずつ体に入れ、花粉に対する反応を弱めていく治療法。体質から改善して花粉症を根本的に治せる可能性があるそうです。
・投薬と同じく治療には2~3年かかり、70~80%の人に効果があるそうです。但し、注射による痛みを伴うことと、花粉飛散期には始められないというデメリットもあるようです。
皮下注射で少しずつ体に入れ、花粉に対する反応を弱めていく治療法。体質から改善して花粉症を根本的に治せる可能性があるそうです。
・投薬と同じく治療には2~3年かかり、70~80%の人に効果があるそうです。但し、注射による痛みを伴うことと、花粉飛散期には始められないというデメリットもあるようです。
対症療法
鼻の粘膜をレーザーで焼く
手術を受けてもやがて粘膜は再生してしまうため、花粉症を根治することはできません。効果が続くのは1~2年程度とされています。手術ができる医療機関が限られているようです。
・適した時期:どの時期でも可能ですが、スギ、ヒノキ花粉症などアレルギーがひどくなる時期(1〜5月)は、アレルギー反応とともに、治療による一時的な粘膜の浮腫で鼻づまりが強くなるため、できるだけ避けた方がよいそうです。
手術を受けてもやがて粘膜は再生してしまうため、花粉症を根治することはできません。効果が続くのは1~2年程度とされています。手術ができる医療機関が限られているようです。
・適した時期:どの時期でも可能ですが、スギ、ヒノキ花粉症などアレルギーがひどくなる時期(1〜5月)は、アレルギー反応とともに、治療による一時的な粘膜の浮腫で鼻づまりが強くなるため、できるだけ避けた方がよいそうです。
投薬治療
医療機関で処方される薬は、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、ステロイド薬など数多くの種類があります。自分に合う薬に出合うまでに時間がかかる場合もありますが、根気よく治療を続けていくことが重要です。
・受診しなくても薬局などで購入できる市販薬があります。ただし、花粉症の適切な治療を受けるために医療機関を受診することも大切です。かぜや副鼻くう炎など、花粉症に似た症状が出る病気があるからです。
医療機関で処方される薬は、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、ステロイド薬など数多くの種類があります。自分に合う薬に出合うまでに時間がかかる場合もありますが、根気よく治療を続けていくことが重要です。
・受診しなくても薬局などで購入できる市販薬があります。ただし、花粉症の適切な治療を受けるために医療機関を受診することも大切です。かぜや副鼻くう炎など、花粉症に似た症状が出る病気があるからです。
ステロイド注射
花粉症の辛い症状を抑え込むための治療法です。副腎皮質ステロイドには強力な抗炎症作用があるそうです。花粉症のステロイド注射薬は体内に長期間とどまるタイプで、1回注射すると約2~3ヶ月効果が持続するのだそうです。
ですが、この治療法には重大な副作用があるため、厚労省がホームページで注意を促しているようです。日本耳鼻咽喉科学会でも、「アレルギー性鼻炎の治療にステロイド注射を用いることは推奨しない」と声明を出しているそうです。
※予想される副作用:アナフィラキシー・ショック・糖尿病(起こる可能性が高い)・肝機能障害・胃潰瘍や十二指腸潰瘍・高血圧・感染症など考えられるそうです。
花粉症の辛い症状を抑え込むための治療法です。副腎皮質ステロイドには強力な抗炎症作用があるそうです。花粉症のステロイド注射薬は体内に長期間とどまるタイプで、1回注射すると約2~3ヶ月効果が持続するのだそうです。
ですが、この治療法には重大な副作用があるため、厚労省がホームページで注意を促しているようです。日本耳鼻咽喉科学会でも、「アレルギー性鼻炎の治療にステロイド注射を用いることは推奨しない」と声明を出しているそうです。
※予想される副作用:アナフィラキシー・ショック・糖尿病(起こる可能性が高い)・肝機能障害・胃潰瘍や十二指腸潰瘍・高血圧・感染症など考えられるそうです。
ヒスタグロビン注射(非特異的減感作療法)
ヒスタグロビンもバイオ医薬品の1つで、ヒトの血液を原材料としているそうです。ヒスタグロビンを使う非特異的減感作療法は、アレルギー性鼻炎全般の治療薬となっています。週に1、2回注射を打つために通院しますが、治療効果が認められるまでに時間がかかります。ほかのお薬やアレルゲン免疫療法と併用して使用されることが多く、単独での使用はあまりありません。こちらもどのような仕組みで薬が効果を発揮するのか、必ずしも明らかではありません。
ヒスタグロビンもバイオ医薬品の1つで、ヒトの血液を原材料としているそうです。ヒスタグロビンを使う非特異的減感作療法は、アレルギー性鼻炎全般の治療薬となっています。週に1、2回注射を打つために通院しますが、治療効果が認められるまでに時間がかかります。ほかのお薬やアレルゲン免疫療法と併用して使用されることが多く、単独での使用はあまりありません。こちらもどのような仕組みで薬が効果を発揮するのか、必ずしも明らかではありません。
ゾレア皮下注用(一般名:オマリズマブ)(重症患者用の治療法)
ゾレア皮下注(オマリズマブ)はヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤です。この薬はヒトIgE抗体がIgE受容体と結合する「Cε3」という部分に特異的に結合する性質を持っています。Cε3に結合することで、ヒトIgE抗体はマスト細胞や好塩基球の細胞膜表面に存在するIgE受容体のサブユニット(FcεR1)に結合できなくなり、アレルギー反応が阻止されるそうです。もともとは「気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)」、「特発性の慢性じんましん(既存治療で効果不十分な患者に限る)」などに保険適応され使用されてきた治療法ということ。2019年12月に、抗ヒスタミン薬などの既存治療では症状を十分にコントロールできない重症の花粉症の方も保険診療でこの薬が使えるようになったそうですが、季節性アレルギー性鼻炎の適応追加により、オマリズマブは2020年度薬価改定で新たに新設された「効能変化再算定」※の特例が適用されたそうです。
<参考サイト:日経メディカル>
ゾレア皮下注(オマリズマブ)はヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤です。この薬はヒトIgE抗体がIgE受容体と結合する「Cε3」という部分に特異的に結合する性質を持っています。Cε3に結合することで、ヒトIgE抗体はマスト細胞や好塩基球の細胞膜表面に存在するIgE受容体のサブユニット(FcεR1)に結合できなくなり、アレルギー反応が阻止されるそうです。もともとは「気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)」、「特発性の慢性じんましん(既存治療で効果不十分な患者に限る)」などに保険適応され使用されてきた治療法ということ。2019年12月に、抗ヒスタミン薬などの既存治療では症状を十分にコントロールできない重症の花粉症の方も保険診療でこの薬が使えるようになったそうですが、季節性アレルギー性鼻炎の適応追加により、オマリズマブは2020年度薬価改定で新たに新設された「効能変化再算定」※の特例が適用されたそうです。
<参考サイト:日経メディカル>
おわりに
東京都の福祉保健局が2017年の12月に発表した『花粉症患者実態調査報告書』によれば、東京都内におけるスギ花粉症有症率は48.8%と推定されています。つまり、東京都内に限れば、約2人に1人は花粉症に悩まされていることになります。
今や花粉症は国民病と言えるほどになってしまい、全体の過半数は、花粉症でツライ思いをしているということです。
そんな昨今、重症の花粉症患者に対して保険適用された治療法があると記事を見て調べたところ、今まで気管支喘息の患者用の皮下注射が重症の花粉症患者にも使われるようになったそうです。
根治を目的にする治療法や対症療法の治療法もありますが、それぞれに長所短所があり、注射や投薬治療も副作用も懸念されるので、説明を受けて治療されることをお勧めします。
私も花粉症を発症しないように、自己免疫力を上げる生活を心掛けようと思いました。「花粉症に有効な食べ物って何?」こちらもご参考にどうぞ!
コメント
ランキングからきました。
花粉症は辛いですよね。
ありがとうございます。
[…] にぎわい観光課> ヒノキ花粉が未だ飛散しているそうです。 「最新花粉症対策VOL2」こちらもご参考にどうぞ! デートスポット 桜まつり 群馬県 お花見 […]